2007年02月10日

Solidworksの入門書(2) 3次元公式ガイド

3-d cad guidebook cover

「CAD利用技術者試験 3次元試験公式ガイドブック」
社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会
日経BP社

3次元CADの入門テキストです。
260ページ位の全体の内、210ページ程度が3次元CADに関するテキストとなっています。
残りはこの試験の過去問題(問題1年分のみ、解答なし)と、試験概要の説明に充てられています。
モデリングに関する部分は、第1章及び第2章で、100ページ弱の分量です。第3章の前半及び第4章はモデリングに関する若干高度な話に触れられており、実際の業務に応用する際に有用な知識が得られます。
第3章の第6部以降は、初心者向けの解説であり、コンピュータの知識があれば不要な部分です。例えば、フロッピーディスクのライト・プロテクトの説明まで説明されています。

Solidworksの解説書ではないので、用語が多少異なるという問題はありますが、特に障害にはならないと思います。フィーチャについてはわかりやすく説明されています。
Solidworksのユーザーにとっては、本書では、フィーチャ作成の手順よりもスケッチ(本書ではプロファイルと呼ばれています)の拘束に関する説明が不足気味かもしれません。
また、コンフィギュレーションの解説は皆無であるので、本書の内容だけではアセンブリの活用のためのスキルを身につけるには不十分です。

巻末の用語集は、略語等を確認するには良いかもしれません。この試験を受けるならば試験対策用でしょう。
過去問題は、筆記問題に関してはやさしいので有り難味が乏しいかもしれません。
実技は、入門者には解答できないものもあるかもしれません。各問題には目安とする解答時間が記してありますが、この時間内で終わらせられるようになるには習熟が必要です。
とはいえ、実際に使っている人ならば、Solidworksを実際に起動するまでもなく頭の中で手順を全部辿れるくらいのレベルですので、制限時間内で余裕をもって全問解答できるようになってください。

最後に少し苦言を呈しておきますが、3500円と比較的高価な割に、過去問題が1年分のみしか収録されておらず、模範解答もないという構成については疑問を感じます。試験に関して言うと、民間のCADの資格であるのに受験料が2万円と高いのですから、公式テキストはもう少し親切であってもよかったのではないでしょうか。




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